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からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

亜瞳(あび)さんにしか創ることができない不思議なカタチ。

キモカワ系の不思議なフェイス貯金箱が大ヒット。

2007年8月、ある貯金箱が発売された。「フェイスバンク」とネーミングされたその貯金箱は、当時、大手おもちゃメーカーから発売され、約60万個を売り上げるヒット商品になった。奇妙なのに愛らしいキモカワ系のフェイスで、差し出したコインを表情豊かに食べる貯金箱をどこかで見かけて、覚えている方もいるはずである。斬新なデザインと不思議な動きで見る者を惹きつけ、コインを何枚でも入れたくなってしまう、この顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親であるのが、高田玩具の高田栄一氏だ。
     

意味のないもののほうが、逆にイメージしやすく、飽きない。

高田氏はTV東京の番組「TVチャンピオン」にも参加した経験を持ち、フェイスバンク製作へのきっかけともなった「不思議な顔面クリップ」シリーズの作者でもある。2007年箱根彫刻の森美術館「クリエイターズマーケット」にも「不思議な顔面クリップ」を出展し、独特の世界観をデザインする造形作家として人気を博している。

「フェイスバンクのデザインは、オラウータン?とか人間?とか、よく聞かれるけど、あれは“なんでもないものの顔”なんですよ。あまり意味を持たせないように作ったんです。なんでもないもののほうが、逆にイメージしやすく、飽きない。ずっと見て
いられるんです」。
フェイスバンクに代表されるように、高田氏の作るモノには、“意味を持たせすぎない”、“イメージは相手にまかせる”という高田氏のこだわりがベースになった製品が多い。

 

からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

     

からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

 

おもちゃをすぐに分解してしまう小学生。

高田氏は東京都大田区出身、現在も子どもの頃から慣れ親しんだ生家に住んでいる。
小学生の頃は、親にブリキのオモチャを買ってもらったりすると、すぐに仕組みが見たくなって分解してしまうような子どもだったという。「分解したはいいが、組み立てられなくなって、いつも親に怒られてました」と高田氏。中学生になると、体育会系の部活は、「しごかれるのがイヤだった(笑)」ため、ブラスバンド部に入部。テナーサックスに熱中していたという。高校に進むと、ブラスバンド部にも所属したが、途中から絵を描くことに目覚め、美術部にずっと入り浸るようになる。
「高校では、ずっと絵を描いていたね。小さい頃から絵は得意だったの。小学生の頃なんかも、子どもらしくないリアルな絵を描くので、親にちょっとあきれられたりしてたよ」。
高校卒業後は美術学校へ通い、高校時代の恩師に紹介された青山のパッケージデザイン会社に就職することになる。「新人だから、まだ仕事が出来ないということで、最初の3ヶ月は給料がでなかったよ。当時は、そんなものかなと思って働いていたけどね(笑)」。シルク印刷、パッケージデザインなど、工業デザイン関係の仕事を経てキャリアをかさね、1983年よりフリーで活動を始める。

     

道具も作り方も、自分流を 編みだして、楽しくつくる。

フリーになってからは、大手建設会社から発注された、造成地のジオラマ作りや、住宅エクステリアなどの立体模型を製作。主に撮影用精密模型を中心に活動した。「つまりは完成模型を作るんですよ。まだ、CGはとても高価で一般に普及してない時代、だから、そういう仕事がたくさんあって、ABS樹脂でひとつひとつ作っていました。塗装も色の組み合わせなど、美術部の時に身につけた知識が役立ちました。カッターの刃を自分で加工して道具を作ったり、自分流の作り方を編みだしたりして、楽しかったですよ」。

この模型作りの仕事の合間に、あまった材料で何かできないかと考えて生まれたのが、「不思議な顔面クリップ」だ。皮の端切れを、クリップと組み合わせ顔にしたところ、多方面から大きな反響があった。「この不思議な顔面クリップが、話題となり、おもちゃメーカーから声がかかりました」。こうして、大ヒット商品となった「フェイスバンク」も誕生する
こととなったのだ。

 

からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

     

からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

 

大人も子供も思わず和む、そんな玩具を作りたい。

高田氏は今、また新しい玩具を作りたいと考えている。「これからも手作業で作るモノを大事にしたい」と、日々アイデアを練っている。
地元のお祭で子どもたちに喜んでもらおうと、作った“玩具(おもちゃ)”を出展したり、地元の大田区で会合があったとき、お客様へ渡すお土産を考えたりと、新しいからくり玩具を模索中だ。
「からくり玩具を作ることは、まさにライフワークといってもいい。 大人も子供もなく、どこか懐かしく、心が和むような玩具を考えています」。
いつまでも、遊びゴコロを忘れない高田氏が少年のように笑う。果たして次は、どんな作品を私たちに魅せてくれるのだろうか。

     

作り手紹介

からくり玩具 高田玩具 | 高田 栄一

高田 栄一さん

東京都大田区出身。現在も同区在住で活動しているデザイナー(造形家)。シルク印刷、パッケージデザインなど 工業デザイン関係の仕事を経て、1983年よりフリーで活動を始める。 立体模型、主に撮影用精密模型を中心に活動。手動の機械工場模型制作(大田区郷土博物館)や山口県文化財「むろやのさと」1/100模型制作など。ファインアート平面では現在、モダンアート協会准会員。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」、「不思議な顔面クリップ」など、独特のデザインセンスでヒット商品を
生んでいる。

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高田玩具

職人インタビュー

顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」、「不思議な顔面クリップ」など、独特のデザインセンスでヒット商品を生む造形家です。

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5件の商品がございます。
高田玩具 美脚ネックレス

高田玩具 美脚ネックレス

1,080
胸元で前後左右に妖しく揺れて、不思議な世界を創りだす脚型のネックレスです。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親である高田玩具の高田栄一氏が、一つ一つ樹脂を削りだして手作りしています。不規則に揺れる脚の動きが、さまざまな表情を創り、見る者のイメージを掻き立てます。さりげなく胸元を飾ります。
カラー(tak_bikyaku):
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高田玩具 美脚キーホルダー

高田玩具 美脚キーホルダー

918
バッグなどで前後左右に妖しく揺れて、不思議な世界を創りだす脚型のキーホルダーです。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親である高田玩具の高田栄一氏が、一つ一つ樹脂を削りだして手作りしています。不規則に揺れる脚の動きが、さまざまな表情を創り、見る者のイメージを掻き立てます。さりげなくお楽しみください。
カラー(tak_bikyaku):
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高田玩具 美脚ピアス

高田玩具 美脚ピアス

1,620
耳元で前後左右に妖しく揺れて、不思議な世界を創りだす脚型のピアスです。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親である高田玩具の高田栄一氏が、一つ一つ樹脂を削りだして手作りしています。不規則に揺れる脚の動きが、さまざまな表情を創り、見る者のイメージを掻き立てます。さりげなく耳元に飾ってお楽しみください。
カラー(tak_bikyaku):
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高田玩具 動く白い歯車

高田玩具 動く白い歯車

8,640
複雑に重なり合った「歯車」が、独特のリズムでゆっくりと回り、心地よい時間の流れを感じさせるインテリア玩具「動く白い歯車」。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親である高田玩具の高田栄一氏が、何度も何度も試作を重ね作り上げました。一番下の小さな歯車から伝わった回転が、さまざまな歯車を動かし、大きな渦のようになって回る様子に、あなたは何をイメージするでしょうか…。
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高田玩具 美脚ストラップ

高田玩具 美脚ストラップ

540
ケータイなどで前後左右に妖しく揺れて、不思議な世界を創りだす脚型のストラップです。顔型モダンアート貯金箱「フェイスバンク」の生みの親である高田玩具の高田栄一氏が、一つ一つ樹脂を削りだして手作りしています。不規則に揺れる脚の動きが、さまざまな表情を創り、見る者のイメージを掻き立てます。さりげなくケータイに付けてお楽しみください。
カラー(tak_bikyaku):
数量:

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