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輪島塗 輪島塗ぬり工房楽/引持 玉緒

従来の輪島塗にはなかった新しい表現を創る。

     

伝統の輪島塗に、新たな価値観をプラスする。

ユネスコ世界農業遺産に認定された能登の里山、輪島市の山あいに「輪島塗 ぬり工房 楽」はある。「何でも漆でつくってしまう工房ですよ」。人なつこい笑顔で出迎えてくれたのは、製品の企画や販売などを担当している引持 玉緒さんだ。玉緒さんは、ご主人である輪島塗職人の引持 力雄氏とともに「輪島塗 ぬり工房 楽」を夫婦で運営している。
夫の力雄氏は輪島市出身。高校を卒業後、輪島塗職人の親方について修業した。「輪島では、輪島塗を製造販売する業者を塗師屋(ぬしや)と言います。高校卒業後、塗師屋の親方の家に住み込み、年季奉公で下地・上塗技術を習得しました」と力雄氏。独立後は、茶道具制作に携わり、平成6年頃から伝統的な輪島塗のほか茶道具制作の技術を応用した、独自の「練乾漆(ねりかんしつ)」を生みだした。奥さまの玉緒さんの出身は大阪。結婚後に輪島市に来て、職人の夫をサポートしている。最近では、北陸先端科学技術大学院大学・石川伝統工芸イノベータ養成ユニットに参加し、数々の企画展を実施したりしている。また、石川県下の伝統工芸との異業種交流を通して輪島塗の未来を模索する「石川の伝統工芸を愛でる会」でも活動中だ。そんなアクティブでアイデアも豊富な妻 玉緒さんと、寡黙で腕のたつ輪島塗職人 力雄氏の二人の組み合わせは、伝統の輪島塗に新たな価値観をうみだす。

 

輪島塗 輪島塗ぬり工房楽 LaQue 練乾漆

破線

     

輪島塗 輪島塗ぬり工房楽 LaQue 苔

 

古来の乾漆技法と現代輪島塗の職人技を融合させた練乾漆。

伝統的な輪島塗の技法「本堅地(ほんかたじ)技法」と、古来より伝わる「乾漆(かんしつ)技法」。この乾漆技法は、仏像製作の技法として知られ、漆を染みこませた麻布を丹念に重ね合わせて漆器を作り上げる技法なのだが、その技をさらに発展させ、古来の乾漆技法と現代輪島塗の職人技を融合させた「ぬり工房 楽」独自の乾漆技法がある、それが「練乾漆」だ。「素地が木地であること」「布着せしてあること」「地の粉下地であること」この3つの条件を満たし、輪島で製作される漆器が「輪島塗」であるが、「練乾漆」は布着せに用いる麻布を素地とし、独自の配合で地の粉(輪島特産の珪藻土を焼成粉砕したモノ)・生漆・コクソ・米糊を練り合わせた漆で作り上げていく。とても軽くて丈夫なのが特長であり、同時に自由に立体的な造形が可能である点から従来の輪島塗にはなかった新しい表現を可能にしている。木地を用いないので海外の環境にも耐性がある。その「練乾漆」で作られた製品に、玉緒さんが上塗工程であるアイデアを加えた。それは、時が経つにつれ透明になる、という漆の特性をプラスするという発想だった。
「このアイデアから生まれた漆器がこの[MOSS(モス)]です。モスとは[苔(こけ)]と言う意味で、この漆器は使うほどに下塗りの色が透けて見え、岩肌や古木を思わせる独特の表情が浮かび上がります。これは、朱色と緑色の漆を下塗りし、その上の朱合漆(しゅあいうるし)をほどこすという方法で作り上げています。苔のように下地が浮きでた様子は、ほんとうに樹木に苔が生えているかのように見えて、趣深い表情をみせます。変化を愛でながら長く使い込んでほしいという思いを込めて作っています」。このMOSS、芸術性だけではなく、実用性もとても高く、中に入れた氷が溶けにくく、手触り、口あたりともに、ここちよいカップだ。

破線

     

今の世代の方々にも愛される伝統工芸でありたい

「デザインは能登半島の自然をモチーフとしています。使い込むほどに下地が透けてきて、色合いが変わるんですよ」。MOSSを手に説明する玉緒さんは、ときに熱心に、ときに冗談をまじえながら語り、相手を飽きさせない魅力がある。「今の世代が伝えないと消えてしまう本物の製品が、輪島にはたくさんありますから。輪島塗の伝統・精神を受け継ぎながら、今の暮らしの中でも必要とされるモノを作っていきたいですね。

高い技術と独自の感性を持つ異業種工芸のネットワークも活かしながら、これからの世代にも愛用されるようなものづくりをめざします」。千年受け継がれた「乾漆技法」に習い、独自の技術で造形する輪島塗「練乾漆」の製品と、本堅地の輪島塗の両方を作る「ぬり工房 楽」 。その作品は、正確な技術を持った夫の力雄氏と、明るくてイマジネーション豊かな奥さまの玉緒さんとのコラボレーションから生まれている。

ふたりは夫婦である一方で、ビジネスパートナーとしても相性はぴったりだ。

 

輪島塗 輪島塗ぬり工房楽 LaQue 夫唱婦随

     

作り手紹介

引持玉緒

引持 玉緒

大阪生まれ。1988年より輪島塗の仕事について、2008年より北陸先端科学技術大学院大学・石川伝統工芸イノベータ養成ユニットに参加。夫の力雄氏をバックアップしながら、新製品の開発や、販売促進活動などをアクティブにこなす。その人柄から、県内を問わず、県外の若手作り手からも「姉さん」と呼ばれるほど慕われている。また、石川県下の伝統工芸との異業種交流を通して輪島塗の未来を模索する「石川の伝統工芸を愛でる会」でも活動中。

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輪島塗ぬり工房楽LaQue

職人インタビュー

輪島塗の技を活かしながら「練乾漆(ねりかんしつ)」と呼ばれる技法で、サプライズのある新しい価値を創造しています。

  • 輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 / MOSS
  • 輪島塗ぬり工房楽LaQue TSUBAKI
  • urushibo | 輪島塗ぬり工房楽

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7件の商品がございます。
urushibo | 輪島塗ぬり工房楽
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urushibo | 輪島塗ぬり工房楽

23,760~27,000
urushibo(ウルシボ)は、伝統的な輪島塗をベースに「輪島塗 ぬり工房楽」が独自に開発した練乾漆®技法を施した漆銅カップです。練乾漆®技法による厚みのある漆によって、銅カップのキンキンに冷えた状態が持続するとともに、結露を抑え、持つ手に温度が伝わりにくいカップとなりました。また、銅の持つ強いイオ ン効果により飲料の雑味が消えまろやかになるとともに、抗菌効果も加わり清潔に保つことが出来ます。
サイズ(LaQue):
カラー(LaQue_urushibo):
数量:

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輪島塗ぬり工房楽LaQue 入子椀

輪島塗ぬり工房楽LaQue 入子椀

51,840~57,240
蓋付の姫どんぶりの中に、汁椀、小鉢、小皿、豆皿がコンパクトに収まる輪島塗 本堅地の6ッ組入子椀です。姫どんぶりの蓋は、お皿としても使えるので、使い勝手が良く、一揃えあるととても重宝します。木地に不均一な筋目を入れることで、ニュアンスのある塗りに仕上げ、味わいを深めています。塗は朱塗りと溜塗がありますので、お好みで選ぶことができます。輪島塗の塗りの手順をきちんと守り、丹念に製作された製品です。
カラー(laq_iriko):
数量:

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輪島塗ぬり工房楽LaQue やすらぎカップ

輪島塗ぬり工房楽LaQue やすらぎカップ

21,600
厳選した欅(ケヤキ)材に、布着せ、地の粉下地、本漆塗りをほどこした輪島伝統の「本堅地塗」で作られた「 やすらぎカップ」。使いこむほどに艶が増し、美しく変化していきます。優しい口当たりで、あたたかい飲み物は冷めにくく、冷たい飲み物の氷は溶けにくいのが特長です。輪島塗の塗りの手順をきちんと守り、丹念に製作されています。
カラー(laq_yasuragi):
数量:

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輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 / KOKEMUSU

輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 / KOKEMUSU

21,600~54,000
使うほどに下塗りの色が透けて見え、苔が生えているかのような表情が浮かび上がる輪島塗の漆器 KOKEMUSU CUP(コケムスカップ)。名前のKOKEMUSU(コケムス)とは「苔」と言う意味。朱色と緑色の漆を下塗りし、その上の朱合漆をほどこすという方法で作り上げています。れっきとした輪島塗で、塗りの手順をきちんと守り、丹念に製作されています。練乾漆という[ぬり工房 楽]ならではの技が活きた作品です。
商品(laq_moss):
数量:

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輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 木の葉豆皿 / KOKEMUSU

輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 木の葉豆皿 / KO…

16,200
刻みネギなどの薬味や小サイズの一品料理等をのせるのにも重宝する輪島塗 KOKEMUSU 木の葉皿(豆皿)。使うほどに下塗りの色が透けて見え、苔が生えているかのような表情が浮かび上がります。名前のKOKEMUSU(コケムス)とは「苔生す」と言う意味。朱色と緑色の漆を下塗りし、その上の朱合漆をほどこすという方法で作り上げています。練乾漆という[ぬり工房 楽]ならではの技が活きた輪島塗作品です。
数量:

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TSUBAKI 手塩皿/輪島塗ぬり工房楽LaQue 

TSUBAKI 手塩皿/輪島塗ぬり工房楽LaQue 

21,600
お皿全体を椿の花にみたて、花びらを漆で立体的に造形した輪島塗の手塩皿TSUBAKI(ツバキ)。能登の民家に家具膳として数十人前揃えられている、輪島塗の御膳揃えの平皿を利用し、リメイクしたことをヒントにそのアイデアを取り入れて作られた作品です。輪島塗の塗りの手順をきちんと守り、丹念に製作されています。
数量:

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輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 木の葉皿 / KOKEMUSU

輪島塗ぬり工房楽LaQue 輪島塗練乾漆 木の葉皿 / KOKE…

32,400
秋刀魚などの焼き魚やお刺身を盛るのにもおすすめの輪島塗 KOKEMUSU 木の葉皿(大皿)。使うほどに下塗りの色が透けて見え、苔が生えているかのような表情が浮かび上がる木の葉をモチーフ漆器皿です。名前のKOKEMUSU(コケムス)とは「苔生す」と言う意味。朱色と緑色の漆を下塗りし、その上の朱合漆をほどこすという方法で作り上げています。練乾漆という[ぬり工房 楽]ならではの技が活きた輪島塗作品です。
数量:

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urushibo | 輪島塗ぬり工房楽

石川県 輪島塗の職人と東京都大田区 金属絞りの職人がコラボした漆器の新しいカタチ。伝統的な輪島塗をベースに「輪島塗 ぬり工房楽」が独自に開発した練乾漆®技法を施した漆銅カップです。

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