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浄法寺漆産業/松沢 卓生

漆(うるし)=japan(ジャパン)をもう一度…

     

漆の中の漆、それが浄法寺漆。

純国産の漆をつくりだす“漆の里”がある。
岩手県二戸市浄法寺町。岩手県北に位置する浄法寺地区は、国産漆日本一の産地である。高品質な漆が採取され、全国の漆生産量の約8割を占めている。この地では、漆掻き職人と呼ばれる「漆を採る職人」たちが活動し、毎年まとまった量の漆を出荷している。
「ある程度の量の漆を採れるのは、日本ではここ浄法寺だけです」と松沢氏。浄法寺漆は平安時代に二戸市浄法寺町の天台寺の僧たちが使っていた「御山御器(おやまごき)」がそのルーツとされている。良質な漆として広く知られ、平泉の中尊寺金色堂や日光東照宮、金閣寺の大修復など、国宝や重要文化財の修理修復に使用されているほどだ。
「文化財の保護には浄法寺漆が使われます。それは高い耐久性があるからです。ある時、輸入漆を使って文化財の一部を改修したそうなのですが、剥がれてしまうなどして、浄法寺漆で塗りなおしたという話もあるくらいです」。
浄法寺の漆器の多くは、飽きのこない無地の、本朱・黒・溜色(ため色)によるもの。光沢を抑えた単色の仕上げとなっており、良質の漆を使った柔らかで艶のある質感が特徴だ。

 

浄法寺漆産業 国産漆

     

浄法寺漆産業 漆掻き職人

 

分業が当たり前」から、「一人でほぼすべてをこなせる」に。

漆をつくるには、漆の木を持っている「山主(やまぬし)」から「漆掻き職人」が木を買って漆の採取をする。職人ひとりで400本程度の木を管理し、一年で70㎏ほど採る。1本の漆の木からは約200gほどの漆が採れるが、1年で木は枯れてしまうので、採取後は10年かけて新しい木を育てるという。「木にキズを着けて、6〜10月まで、4日おきに採取します。これは江戸時代からのやり方です。漆は空気に触れると酸化するので、採り方ひとつで鮮度も変わってきます。浄法寺では、漆が出た瞬間に採るので、純度の高い品質の良い漆として評価されています」。今、漆掻き職人が集団として活動しているのは日本では浄法寺しかない。しかし、高齢化が進み、後継者の問題も危惧されている。漆を採取するために使う道具を作る職人も、現在は一人だけという。

     

漆は、使い込むほどに飴色のなんともいえない艶がでる。

伝統の漆産業を広げるため、松沢氏は海外へのプロモーションなども積極的に行っている。「海外に持って行くと、反応がすごいですよ。漆に対する評価の高さは今も変わりません」。浄法寺漆器は朱や溜色のシンプルさが特徴だ。これは、普段の生活に密着し、日常的に使い込まれることを前提に作られているからだという。「毎日の生活の中で、漆器をおしみなく使ってほしい。使われてこそ、美しく磨かれ完成していくのが、この浄法寺漆器です。漆器はプラスチックや陶器などとは違い、使い込むほどに飴色のなんともいえない艶が出てきます。味のある美しい器にどんどん変身していきます。その証拠に『漆師の仕事は七割まで、あとの三割は使い手が完成させる』という言葉もあるくらいです」。

漆がいつまでも「Japan」と呼ばれるように。
松沢氏は浄法寺漆の価値を、日本に、世界に、
発信している。

 

浄法寺漆産業 商品

     

作り手紹介

松沢 卓生

松沢 卓生さん

元県庁職員。県職員の頃、漆の担当になったことから浄法寺漆を知り、浄法寺漆の認知拡大のために「浄法寺漆産業」を設立。職人とマーケットをつなぐ橋渡し役として活動している。2011年には国産漆を継続させる事業として評価され、グッドデザイン賞 特別賞を受賞。国内に留まらず、海外の展示会などにも参加し、浄法寺漆の普及に励んでいる。

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浄法寺漆産業

職人インタビュー

純国産の漆をつくりだす“漆の里”岩手県二戸市浄法寺町から、高品質な浄法寺漆を贅沢に使い、洗練された漆器を作っています。

  • 浄法寺漆産業/浄法寺漆器 塗箸
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5件の商品がございます。
浄法寺漆器 塗箸

浄法寺漆器 塗箸

3,600
高品質な純国産漆である貴重な「浄法寺漆」で作られた、使いやすいスタンダードなお箸です。浄法寺漆をふんだんに塗り重ねた自然な艶が魅力です。軽くて耐久性が高く、抗菌性が高いのも特長。使うほどに趣のある色合いに変わっていきます。いいものを長く使うことは、心を豊かにし、出費を抑えられるので節約にもなります。漆器は日本人が九千年前から知っていた「エコ」の原点かもしれません。
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。

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浄法寺漆器 浄法寺椀 小鉢

浄法寺漆器 浄法寺椀 小鉢

6,274
高品質な純国産漆である貴重な「浄法寺漆」で作られたシンプル&モダンな小鉢です。使うほどに趣のある色合いに変わっていきます。軽くて耐久性が高く、保温性や保冷性に優れており、また、抗菌性が高いのも特長です。浄法寺の伝統工芸士・岩舘隆氏が自ら採取した漆を精製して塗っています。いいものを長く使うことは、心を豊かにし、出費を抑えられるので節約にもなります。漆器は日本の「エコ」の原点かもしれません。
カラー(job):
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浄法寺漆器 浄法寺椀 小

浄法寺漆器 浄法寺椀 小

6,274
高品質な純国産漆である貴重な「浄法寺漆」で作られたシンプルで毎日のお食事にぴったりなお椀(小)です。使うほどに趣のある色合いに変わっていきます。軽くて耐久性が高く、保温性や保冷性に優れており、また、抗菌性が高いのも特長です。浄法寺の伝統工芸士・岩舘隆氏が自ら採取した漆を精製して塗っています。
申し訳ございませんが、只今品切れ中です。

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浄法寺漆器 盃

浄法寺漆器 盃

5,292
高品質な純国産漆である貴重な「浄法寺漆」で作られた、漆の柔らかな質感がお酒の味を一層ひきたてる盃です。使うほどに趣のある色合いに変わっていきます。軽くて耐久性が高く、抗菌性が高いのも特長です。浄法寺の伝統工芸士・岩舘隆氏が自ら採取した漆を精製して塗っています。いいものを長く使うことは、心を豊かにし、出費を抑えられるので節約にもなります。漆器は日本の「エコ」の原点かもしれません。
カラー(job):
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